クーラーでのどが痛くなる人に

快適に過ごすために利用するクーラー。
でも、エアコンをつけると「喉がイガイガする」「咳が出る」などの不調を覚える方も多くいます。そのような方向けに今回はエアコンを利用して、喉が痛くなる原因と対策を紹介。今どき、喉が痛くなって困るのが「コロナかも?」と紛らわしいこと。
ぜひエアコンを快適に使用したい方は参考にしてみてください。

※クーラーで喉が痛くなる原因について

エアコンで部屋の空気が乾燥する

まず一つ目の原因で考えられることは、空気の乾燥です。
乾燥が一番の原因と言われていて、これはエアコンの仕組みが関係しています。
エアコンは暖かい空気を吸い込み、その空気に含まれた熱を部屋の外に追い出すことで温度を調節しています。エアコンの室外機から水が出ているのをよく目にしますが、これは空気を冷やす過程で出る水分です。冷房は空気中の水分までエアコン内部に吸い込まれるため部屋の乾燥の原因になります。
また暖房の場合は部屋を暖めるため、湿度が下がり空気が乾燥するというわけです。

冷房病(クーラー病)が原因で喉の痛みやだるさが出る

2つ目の原因で挙げられるのは、冷房病(クーラー病)と言われるものです。冷房病とは、外気温と冷房の効いた部屋との温度差が原因で自律神経のバランスが乱れることを言います。
症状としては喉の痛みや体のだるさ、食欲不振など様々。ひどい場合には頭痛や食欲不振、めまいなども引き起こすこともあります。

エアコン内部のカビやホコリを吸い込んだ

エアコンを久しぶりに利用すると「何か臭いがする」などと感じることが多くあります。
エアコン内部は湿気や結露で湿った状態になることでカビや雑菌が繁殖し、そのままエアコンを稼働させることで、送り出された風とともにカビや雑菌の胞子が部屋中にまき散らされます。
そのためカビや雑菌、ホコリを吸い込んでしまい、のどの痛みや咳を引き起こす要因になるのです。カビを吸い込むことでの健康被害は大きく、アレルギーや過敏性肺炎の危険性もあるため注意が必要です。

※喉が痛くならないような対処法や治し方について

喉の痛みや咳、熱があるときは市販薬を服用する

エアコンによる喉の痛みや咳・熱などの症状がすでにある場合は市販薬を服用するのが効果的です。喉の痛みは長期化する場合が多く、悪化する前の早めの対処がおすすめです。
殺菌作用や炎症を抑える効果がある「うがい薬」や、のどスプレーは症状が出てからすぐに試してみてください。他にもトローチやのど飴、熱などの症状が出てしまった場合はトラネキサム酸が配合されている風邪薬がおすすめです。

水分補給して乾燥を防ぐ

喉がイガイガする程度で、症状が悪化する前の段階ならこまめな水分補給が大切です。
喉の痛みを引き起こす多くは、乾燥が一番の原因でもあります。
喉がイガイガし始めたときは、喉の粘膜が薄くなり炎症し始めている合図です。症状の悪化を防ぐためにも、しっかり水分補給することで症状の悪化を防ぐことができます。しかし、水分補給にアルコールやカフェイン、炭酸などを利用してはいけません。
これらは粘膜への刺激が強い飲み物なので、刺激が少ないものを選ぶ必要があります。喉の水分補給におすすめなのは、ぬるま湯や水、お茶類です。一気に飲むのではなくこまめに摂取するのが喉の痛みを早く治すポイント。意識して飲むようにしましょう。

何日も喉の痛みが治らないときは病院に行く

こまめな水分補給や市販薬を試しても喉の痛みが改善しない場合は病院を受診しましょう。
エアコンのカビや雑菌を吸い込むことで、アレルギーや肺炎などの症状を引き起こすことがあります。
1週間以上続く場合や、症状がひどくなる場合はただの風邪や乾燥ではなく、アレルギーや別の病気の可能性があります。そのため、症状が改善しない場合は無理をせずに医療機関で受診してください。

※エアコンの使用により、喉の痛みや咳が出てきた時の予防法や対策について

加湿器を使って乾燥を防ぐ

まず一つ目は、空気の乾燥を予防するための加湿器の利用です。
室内での快適な湿度は40~60%と言われています。湿度は40%を下回ると喉の乾燥につながり、60%以上だとカビや雑菌の繁殖を促してしまいます。エアコンを長時間利用することでどんどん湿度が下がってしまうため、加湿器を併用して適正な湿度を保つようにしましょう。
また、家に加湿器はないという方におすすめなのが、洗濯ものを部屋干しするということ。濡れた洗濯物を部屋の中で干すことで、水分が蒸発し湿度が上がり乾燥を予防してくれます。その他にも、水の入ったコップや洗面器を置くなどすることで、加湿器を購入しなくても代用も可能です。

マスクをつける

喉を保湿する、ホコリやカビなどを吸い込まないという点でマスクの着用も効果的
また、ついつい口呼吸をしてしまう人にもぴったりです。特に布マスクは不織布マスクよりも吸収性が高く、乾燥を防ぐ効果もあります。他にも濡れマスクなどの保湿効果が高いものを購入するのもおすすめです。応急処置として簡単に使用でき、周りに迷惑をかけないため職場での対策としても最適です。

身体を温める食べ物や飲み物を摂る

身体を冷やしすぎないことで、冷房病の予防にもつながります。
そのため、身体を芯から温めることが大切。温度的に温かい、スープなどの料理も効果的ですが食材から選ぶのもおすすめです。身体を温める食材はネギやショウガ、トウガラシやコショウ、シナモンなどがあります。
これらの食材とプラスして殺菌作用のある食材を摂取するとさらに効果的。はちみつやねぎ、しょうが、ゆずなどがあるため、炎症が出てきたと感じたときはこれらを摂取してみてください。どうしても食欲がない場合などは、紅茶を飲むのもおすすめです。

エアコンのカビやホコリを掃除する

エアコン本体の汚れが原因の場合は、やはりエアコンの掃除が一番です。
エアコンは部屋の空気を吸い込み、それを吐き出しています。そのため、部屋のホコリや雑菌なども一緒に吸い込んでいるのです。しかし、ご自身で出来ることと言えばフィルターの掃除くらいで、内部に溜まったカビやホコリを完全にとることは出来ません。プロのクリーニング業者に依頼しましょう。