このところ、20℃を超える日が増えてきました。気温が上がってくると、そろそろ使い時?と気になるエアコン。でも、冬場フルに活用したあと、ちゃんと掃除しましたか? 夏を快適に過ごすにも、今のうちにエアコンは掃除しておきましょう。
・どんな汚れがついているのか?
エアコンの汚れは本体の外側やフィルターにたまったホコリだけではありません。
エアコンは、室内の空気を内部に取り込んで、その奥にある熱交換器で空気を冷やしたり温めたりします。空気を吸い込む際に、ゴミやホコリ、花粉を内部に入らないよう防いでいるのがフィルターです。
室内の空気の中にはカビの胞子もたくさん漂っているので、ゴミやホコリといったカビの大好物がついているフィルターは、絶好の繁殖場所。また、カビをえさにするダニも潜んでいます。
特に、リビングと寝室のエアコンは要注意。キッチンがリビングに近いと、調理時に発生する油分を含んだ煙を吸い込んでいるため、本体の外側にも内部にも油汚れが加わります。寝室のエアコンは、寝具などからたくさんのホコリが出るため、その分フィルターも汚れがちですし結露の多いお部屋ならカビの発生も考えられます。
・汚れをそのままにしておくと。。。
エアコン内部にカビやダニが繁殖していたら、使うたびにカビの胞子やダニの死がいが室内にまき散らされることになります。 嫌なニオイがするだけでなく、くしゃみやせき等の症状が出たり、ひどい場合はアレルギー性の肺炎や感染症の原因となることも少なくありません。
また、フィルターに汚れがたまっていると、その奥にある熱交換器の能力も落ちるので、効きが悪くなるうえ、電気代はかかる一方です。
・いつ掃除するのがお勧め?
本格的にエアコンを稼動する前、夏前なら3月~4月、夏後なら10~11月がおすすめです。年に一度の頻度で業者に依頼して全体をクリーングし、最低でも年に2回は自分でフィルター掃除をしましょう。
また、本格的な稼動が終了したあとに掃除しておくのもおすすめです。汚れをずっとためておくより、きれいな状態で休ませておけば、カビやダニの繁殖率も減りますよ。そう考えると秋がベストかもしれませんね。
・お掃除機能付きのエアコンならお掃除は不必要?
うちのエアコンはお掃除機能つきだから、自分で掃除しなくても大丈夫!と安心するのは間違いです。エアコンを販売しているお店の人の中には、3年間はお掃除しなくても大丈夫!等と無責任なことを言う方もいらっしゃる様です。というのも、フィルター部分は自動できれいになっても、内部のカビや汚れまではさすがに清掃されないから。稼動期のフィルター掃除は不要でも、内部のクリーニングは通常のエアコン同様に定期的に専門業者への依頼が必要です。
久しぶりにスイッチを入れてみたら「カビ臭い空気が出てきた」「なかなか涼しくならない」「くしゃみがとまらない」という場合はもちろん、そういえば最後に掃除したのいつだったっけ?という人は、今すぐお電話ください!
