・エアコン洗浄業者に依頼する場合の料金相場と作業手順・業者選びについて
掃除スプレーを使って自分でエアコン内部を洗浄すると、かえってカビが増殖したり故障したりといったリスクがあります。そのため基本的にはエアコンの内部洗浄は、プロのエアコン洗浄業者に依頼するのがおすすめです。費用相場やエアコンクリーニング業者の選び方について紹介します。
エアコンクリーニング業者の費用相場
| 壁掛けタイプお掃除機能なし | 8,000~12,000円 | 
| 壁掛けタイプお掃除機能あり | 15,000~20,000円 | 
| 天井埋込タイプ | 20,000~30,000円 | 
| 消臭抗菌コートオプション | 2,000〜5,000円 | 
| 室外機洗浄オプション | 3,000~5,000円 | 
基本的には「フィルター」「フロントパネル・本体カバー」「ルーバー」を取り外して、専用洗剤を塗布してから、特殊な高圧洗浄機ですすぐクリーニング方法が主流。
ドレンパンや送風ファンまで分解する場合は「完全分解洗浄」と言い、費用は上記よりも追加で5,000~10,000円ほど発生します。
・プロが使っている洗浄剤は、市販のスプレーと何が違うのか
結論から言えば、プロのエアコンクリーニング業者が使うのは一般的に「強アルカリ性」の洗浄剤です。市販のスプレーもアルカリ性のものが多いので、この点に関してだけ見れば一緒と言えます。
しかし市販の洗浄スプレーは、冷却フィンや送風ファンなどの素材を傷めないようにpH値を調整し、アルカリ性の成分を弱めています。
プロによるエアコンクリーニング作業では強アルカリ性の洗浄液を使ったあとで、中和剤(リンス)を使って徹底的に洗い流しているので、市販のスプレーよりもアルカリ性が高いものを使うことができるのです。
「洗浄効果の高さ」「素材へのダメージを防ぐ」という2点から、エアコン内部の掃除はスプレーではなくプロにエアコンクリーニングに依頼するのがおすすめなのです。
・プロに依頼する頻度やおすすめの時期は?
エアコンクリーニング業者に依頼するのは、1~2年に1回が理想です。通常、2年ほどでエアコン内部にカビが生えやすくなると言われています。
また依頼する時期に関しても決まりがあるわけではありませんが、おすすめは「2~4月の春頃」もしくは「9~11月の秋頃」です。
エアコンが本格的なシーズンを迎えるのは6月末~8月の夏、そして12月以降の冬です。この時期になるとどの家庭でもエアコンの臭いやカビが気になりはじめるので、クリーニングの予約が埋まりやすいと言われています。
エアコンクリーニング業者にとって夏と冬は繁忙期で、通常より割り増しされた料金帯になりがち。一方、2~4月の春ころ、9~10月の秋ころは閑散期になるので、安く依頼できる可能性があります。
・優良なエアコンクリーニング業者の選び方
エアコンクリーニング業者は、技術や費用は異なります。極端な話ですが、個人で開業してエアコンクリーニング業者を名乗るなら誰でも出来てしまいます。優良なエアコンクリーニング業者を選ぶには、実績や口コミを必ず確認するようにしましょう。実際に利用した方たちの口コミが非常に参考になります。また業者選び全般に言えることですが、チラシやHPに地元の住所がしっかり掲載されている地元密着タイプの業者なら、まずいい加減な仕事をしている事はあり得ません。
実績や経験についてはホームページ等で掲載されていることが多く、作業時の写真をGOOGLE等にも公開している場合も参考になります。
