住まいの中で行われる、「片付け」「収納」「整理整頓」「分類・仕分け」「不用品処分」「掃除」「メンテナンス」「DIY」……これらは本来、それぞれ全く異なるベクトルを持つ行為なのですが、なぜかこれら全部一緒に捉えている方が少なくないように思われます。
「掃除嫌い」と自称する人によくよく話を聞くと、拭いたり掃いたりが嫌いなのではなく、「片付けが苦手」だったり、「捨てられない性質」だったりすることが多いように思われます。
今回は、おうちの基盤たる「床」が結果的に「片付く」「掃除」術……掃除しながら床が片付く鉄壁の5ステップをレクチャー致します。今現在、「床」がすごいことになっているおうちで生活されている方は、とりあえず床だけはこれでキレイになります。騙されたと思って是非お試し下さい。
用意するもの
- 45リットルゴミ袋 (2枚重ねにして強度を増しておく。なるべくたくさん)
- 段ボール箱 (女性ならば、ペットボトル1ダースサイズがベスト)
- 掃除機
- 雑巾 (捨ててしまえるボロ布・ウエスが望ましい)
ステップ1 床上のモノを目視してカテゴリ分けする
あくまでも大雑把で構いませんので、ざっと見渡して以下の分け方を参考に分類しましょう。
- 食べかけの食料
- 明らかなゴミ(紙ゴミ、空き缶、ペットボトル等の仕分けのアタリが付けば尚よし)
- コミック、雑誌、新聞、書籍類
- ダンボール箱(通販の梱包材)
- 衣類(洗濯済み、未洗濯、不明等の仕分けのアタリが付けば尚よし)
- 細かい家電(携帯電話の充電器等)
- CD、DVD、SDカードなど
- 布団等
- その他よく分らないもの
ステップ2 カテゴリ分けしたモノを大物からゴミ袋に入れる
- 例えば「バスタオル」や「ジーンズ」は嵩があり大物ですので、「衣類」カテゴリの袋に入れます。ゴミ袋は必ず2枚重ねにして強化しておきましょう。
- ゴミ袋には入れますが即捨てるわけではないので、あまりナーバスにならないように。
- ゴミ袋に入れようのない布団などは別に畳んでおきます。
- かくして床上に細かいモノが落ちていない状態になるまで、ひたすらゴミ袋に入れまくりましょう。
- 袋に入れると破れそうなモノ、重い「本・雑誌」などは段ボール箱に入れると持ち運びしやすいです。
ステップ3 現れた「床面」を掃除機・雑巾がけをする
掃除機が無い場合は、雑巾がけだけでもやってみましょう!
- じゅうたん、畳、フローリング等の「床面」がここであらわになります。すかさず掃除機をかけ、抜け毛や綿ボコリなどを蔓延させないようにしましょう。
- フローリングなら是非雑巾掛けもしておきたいところです。
- はがせるラグなどが敷いてある床の場合は、外してこの際ベランダ等に干してしまいましょう。それだけでも有効なダニ駆除になります。干した後は、ダニが表面に付着しているので必ず掃除機かけしてから使いましょう。
ステップ4 仕分け済み「ゴミ袋」を検分、ゴミは収集日ごとに捨てる
- ものすごく陳腐な記述に見えますが、片付かない住まいに住まわれている人の多くは、うっかりゴミを捨てそびれてしまったところから、どうにもこうにも片付かない生活へと突入して行く傾向があるそうです。明らかなゴミは直近の収集日に、速やかに回収してもらいましょう。
- 梱包系の段ボール箱や雑誌・新聞等は、ゴミ袋からいったん取り出し、紐でくくり直してから出しましょう。
ステップ5 「ゴミ袋」の中身は床に戻さず生活しながら整理する
- 明らかなるゴミ以外の「ゴミ袋」の中身は、基本的に生活に必要なものばかりのはずです。大切なモノなら尚のこと、都度「ゴミ袋」から救いだし本来の収納位置に戻しましょう。
- しかしこのゴミ袋に入れたまま、1ヶ月2ヶ月と経過してしまうようであるならば、その程度の必要性だったと割り切るのも正解です。つまりはゴミ袋に入れたまま、しかるべき収集日にゴミとして勇気を出して捨ててしまってもいいということです。
