冷房やドライといった除湿機能を使ったあとに自動で運転するエアコンの内部クリーン。
夏場に内部クリーン運転が作動すると、部屋が暑くなって不快に感じることがあります。
内部クリーン運転はメリットもある反面、デメリットもあります。そこでここでは、
- エアコン内部クリーンの効果
- 暑さが気にならない使い方
- 使う頻度、タイミング
などを紹介していきます。内部クリーン運転は上手に活用すれば、一定のカビ予防にもなります。
エアコンの内部クリーンとは?効果はあるのか?
エアコンの内部クリーンとはどんな機能なのでしょうか。
クリーンというだけあって掃除をする機能かと思いきやそうではなかったのです。
内部クリーンの効果、かかる電気代、所要時間などくわしく見ていきましょう。
内部クリーン(内部洗浄)とは、冷房や除湿機能を使ったあとに、エアコン本体の内部を乾燥させる機能のこと。冷房や除湿機能を使うと、エアコンの内部には結露が発生します。
通常、発生した結露はドレンパンからドレンホースを伝って外へと排水されるのですが、どうしても内部は湿気が多くジメジメとした環境になってしまいます。
こうした環境は、健康に悪影響を与えるカビが繁殖する原因になるのです。
そこで内部クリーンという機能で送風や暖房運転を行うことで、エアコン内部に発生した結露を乾燥させてカビの繁殖が抑えられるというのが理由です。
・お掃除機能との違い
お掃除機能は、フィルターや内部の熱交換器などについたホコリやゴミなどをとる役割なので、エアコン内部クリーンとは別物です。上手に2つの機能を使いこなすことで、エアコンのお手入れの負担を軽減しつつ、きれいな状態を維持できるかもしれません。
・内部クリーンの電気代
気になる内部クリーンの電気代ですが、1回の使用で1円~5円ほどといわれています。毎日1回内部クリーンを行ったとして、1か月で30円~150円で少しだけでもカビ予防ができるのでお得かもしれません。
・内部クリーンの所要時間
内部クリーンの電気代に大きく開きがあるのは、メーカーによって所要時間や運転方法が違うためです。
例えば三菱のエアコンなら所要時間は10分ですが、DAIKINの場合は90~120分かかります。
送風運転を行ってから暖房運転する場合や、交互に行う場合もあるなどメーカーによって違いますが、日立やパナソニックなど大手エアコンメーカーの所要時間を平均すると、内部クリーンに必要な時間は約90分であるということが分かりました。しかしこれだけバラつきがあると、その効果に信憑性は感じられません。
内部クリーンのデメリット
カビ予防を自動で行ってくれるのが内部クリーンという機能であることは分かりましたが、内部クリーンにはちょっと不快なデメリットもあるのです。
・熱気が部屋に充満する
冒頭でもお伝えしたように、内部クリーンのあと、部屋が熱気に包まれていたということはありませんか?
夏に冷房を付けていて、外出時にエアコンを切ると内部クリーンが発動し、帰宅すると部屋がモワッとしていて不快な思いをしたことが何度もあります。これは、内部クリーンによる乾燥させるための暖房運転によるもので、どうしても部屋の温度が2~3℃高くなってしまうのです。
夏の暑い日に室内の温度が27℃として、3℃高くなって30℃にまで上がってしまうのは大変不快なものです。
・ 悪臭が拡散する恐れがある
熱気とともに、ホコリ臭いようなカビ臭いような感じはありませんでしたか?
内部クリーンを行うとカビ予防になるのになぜ?と思われるかもしれませんが、もともとカビがあった場合に内部クリーンを行うとニオイが発生してしまうのです。
内部クリーンはカビが発生する環境を作りにくくするので予防としての効果はありますが、発生してしまったカビを除去することはできません。
暑さが気にならない使い方
内部クリーンは、カビを予防して私たちの健康を守ってくれる機能であることが分かりましたが、やはり夏に部屋が熱気に満ちてしまうのはとても不快です。
そこで、内部クリーンを効果的に使う方法をご紹介します。
・内部クリーンは外出時に
内部クリーンは暖房機能で本体内部を暖めるため、部屋が暑くなってしまうため、在宅時ではなく外出時に使用するようにしましょう。内部クリーンは冷房などを使っていて電源を切ったときに自動で運転されるように設定されています。
運転終了後は、自動で電源がオフになるので電気代や部屋の温度が高くなりすぎるのを心配する必要もありません。
夜間、エアコンをタイマーでオフするよう設定している場合は、この際も内部クリーン運転が発動してしまい、部屋の温度が高くなって寝苦しくなる可能性があるため、夜間は内部クリーン運転を解除しておくことをおすすめします。
朝、出勤前など出掛ける前に内部クリーン運転を起動させておきましょう。
・在宅時は換気しながら
どうしても在宅時に使用する場合は、内部クリーンにより発せられる湿気混じりの熱気で体調を崩すことがあるので特に夏は窓を開けてから行いましょう。
窓を開けられない場合、換気扇を回すだけでも湿気や熱気を逃すのに効果的です。
内部クリーンは長い場合ですと120分かかるので、夏は扇風機を使用し、こまめに水分を取りながら無理せず行ってくださいね。
・送風運転に変える
内部クリーンの機能には劣りますが、冷房の代わりに使うことで送風運転でもある程度結露を予防してカビの発生を抑えることができます。
また、内部クリーンの代わりに冷房の設定温度を上げるという方法も結露が発生しにくくなり、すでに発生した結露もゆっくりと乾燥していくのでおすすめです。
送風運転よりは電気代がかかってしまいますが、涼しいままカビを予防することができます。
1時間ほど運転してエアコン内部の湿気を乾燥させてから冷房を使用しましょう。
ただし、送風運転などは、内部クリーンをどうしても使えないときだけにして、こまめに内部クリーンを行うようにしてください。
と言うのがメーカーよりの説明ですが、私自身は正直たいした効果がないと思っています。
