エアコン洗浄スプレー

エアコン洗浄スプレーの注意点について

エアコン掃除スプレーは、エアコン内部に向かって吹きかけるだけで、汚れや軽いカビを落とせる洗浄液です。基礎知識や注意点を紹介します。

エアコンの臭いが気になる(カビが生えた)ときの応急処置策としてスプレーを利用する

「しばらく使っていなかったエアコンの臭いが気になる」「吹き出し口のなかに黒い点々がついている」ときは、エアコン内部に発生した黒カビが原因です。

黒カビが生えたときに、応急処置として市販のスプレーを使って自分でエアコン掃除することで、カビやニオイの除去効果が期待できます。エアコンのカビを放置してしまうと以下のようなリスクがあるので、早めに対処しましょう。

  • エアコンから出てくる風の臭いが不快・体調不良につながる
  • せきや鼻水など、アレルギー症状を引き起こす要因になる
  • 部屋中に胞子が広がり、別の場所にもカビが生える

エアコンのカビや悪臭によって、体調不良を起こしてしまう可能性があります。カビはアレルギー症状を引き起こす原因物質のひとつなので、軽視しないように注意が必要です。

またカビが繁殖しはじめると胞子(ほうし)という種を飛ばして、別の場所にも生息範囲を広げていきます。とくに結露で発生した水やホコリがたまりやすい「窓のパッキン」、油汚れなどもたまりやすい「キッチン」などはカビにとっての養分が豊富なので、要注意です。

エアコン掃除スプレーの成分をチェックする

エアコン掃除スプレーには、おもに以下のような成分が含まれています。

  • 界面活性剤
  • アルコール
  • カビ防止剤
  • 消臭剤

界面活性剤は石鹸やシャンプーなどの洗剤にも使われている、汚れ落としの主成分です。泡によって汚れを浮かせることができます。

「アルコール」「カビ防止剤」「消臭剤」などは、おもに除菌・抗菌に効果的な成分です。界面活性剤で汚れを落としたうえで、カビや雑菌を減らす効果が期待できます。

アルカリ電解水を主成分としているスプレーもある

なかには界面活性剤ではなく、アルカリ電解水を使ったスプレーがあります。アルカリ電解水は、食塩水を電気分解してアルカリ性に変えた水で、洗剤成分を使用しないため2度拭きが不要、人や環境にやさしい成分と言われています。油汚れやタバコのヤニなどもスルッと落とせるのが特徴です。

ただし部屋の掃除用として販売されているアルカリ電解水だと成分が強すぎて、アルミ素材に黒ずみなどの劣化をもたらします。

エアコン掃除にアルカリ電解水を使いたい場合は、エアコン専用の製品を選びましょう。

電装部分にスプレーしないように注意する

エアコン掃除スプレーを使用する際は、コンセントや電装部分にかからないように注意しましょう。洗浄液が電装部分にかかると回路がショートするなど、エアコン故障の原因になります。最悪の場合は、火災につながる恐れも。

とくにエアコンのカバーを開けた部分に電子系の回路がある機種は、スプレーがかかりやすいので要注意です。

濡れてはいけない場所にスプレーをかけないように、丁寧に養生しておきましょう。

スプレー洗浄後は十分に乾燥させる

スプレー使用後は水気がなくなるまで十分に乾燥させましょう。掃除スプレーの成分が残ったままの状態だと、カビやサビが発生する原因になるおそれがあります。

掃除後は1~2時間放置して自然乾燥させ、さらに送風運転や暖房運転で水気を徹底的に飛ばしましょう。

1回のエアコン掃除でスプレーを使い切る

エアコン掃除スプレーを使用する際には、1回で1本すべて使い切るようにしてください。中途半端な量で使用すると洗浄力が十分に発揮されず、押し込まれたホコリが原因で目詰まりを起こしてしまうケースも考えられます。

1本を使い切るまでのあいだに、全体にまんべんなく行き渡るようにスプレーするのがポイントです。

最後に

スプレーを使って掃除した直後は、汚れもある程度落ちて、ニオイも改善するでしょう。しかし流しきれなかった洗浄剤の残りがあると、カビが繁殖するための養分となり逆効果になってしまいます。あくまで、極めて軽度の汚れに対しては一定の効果があると言われていますが、黒カビが見えている様なエアコンの内部はプロのエアコン洗浄業者に依頼することをお勧めいたします。