エアコンスプレーは逆効果?

・エアコンスプレーは逆効果?
スプレーを使って掃除した直後は、汚れもある程度落ちて、ニオイも改善するでしょう。しかし流しきれなかった洗浄剤の残りがあると、カビが繁殖するための養分となり逆効果になってしまいます。

・スプレーで掃除するとエアコンが故障するの?
エアコンは精密機器なので、濡れてはいけない場所もあります。エアコンの電装基板などにスプレーがかかると、故障したり発火したりする可能性があるので注意が必要です。 
エアコン掃除スプレーを使って洗浄する前に、掃除したい場所(以下4箇所)に合ったクリーナーやスプレーを選ぶ必要があります。

・フィルター
・熱交換器(アルミフィン)
・送風ファン
・ドレンホース
メーカーやプロのエアコンクリーニング業者は、スプレー洗浄によるエアコン掃除を推奨していません。

・フィルター用スプレーの選び方

フィルターは、おもに室内で舞っているホコリをキャッチして、エアコン内部に入りこむのを防いでいます。しかし、ホコリだけでなく油汚れやヤニなどもつきます。 
フィルターについた頑固な汚れには泡タイプの洗浄スプレーを使うのがおすすめ。水洗いだけでは落としにくい油やヤニも掃除できるだけでなく、除菌効果がプラスされていることが多くみられます。
フィルターに使われているプラスチック部品は薬剤に弱いので、中性のスプレーを選びましょう。

・冷却フィン用スプレーの選び方


エアコンフィルターを外すと見えるのが、金属が網状になっている「冷却フィン」です。一般的には「熱交換器」と呼ばれ、「フィン」「アルミフィン」と表記されることもあります。冷却フィンは汚れやすい場所です。そのためエアコン掃除用として販売されているスプレーの多くは、冷却フィン用です。

フィルターをすり抜けた小さなホコリやハウスダスト、花粉などが冷却フィンに入り込みます。冷房や除湿を使うと結露によってできた水が冷却フィンの細かい隙間に付着します。水とホコリや汚れが混ざり、カビも生えやすくなります。
奥まで洗浄できるように噴射力が高いジェットスプレーを選ぶようにしましょう。
ただし冷却フィンは前面部だけではなく奥側にもう1枚あるので、完全にキレイにするのは難しいという点に注意が必要です。
多くの冷却フィン用クリーナーはアルカリ性。アルカリ性の力で表面の汚れを物理的に落とす仕組みになっています。しかし、アルミも溶けてしまうので、冷却フィンがダメージを受けやすいという点に注意しましょう。

市販のスプレーは素材へのダメージを抑えるためにpH値(アルカリ性の強さ)を調整しているものの、素材へのダメージが気になる場合は中性のスプレーを選びましょう。

・送風ファン用スプレーの選び方

送風ファンはエアコンの中心部に設置されている、円筒状の部品です。「シロッコファン」とも呼ばれます。送風ファンは奥にあるので掃除では手が届きにくく、ホコリや湿気がたまりやすいのでカビの温床に。風を送る装置なので、送風ファンに汚れが溜まると異臭やホコリっぽさを感じる原因になります。 
送風ファンをスプレー洗浄するときには、洗浄液だけでなく洗い流し用のリンス剤が付属されている製品を選びましょう。
送風ファンはプラスチック部品なのでアルカリ性洗剤によって破損する恐れがあり、リンス(中和剤)を使って損傷を抑えます。
おもな掃除方法としては、吹き出し口(エアコンの風が出てくるところ)から洗浄スプレーをかけます。下からスプレーすることになるので、ゆるい液状タイプだと垂れてきてしまうのです。しっかり泡状で送風ファンに吸着してくれるムースタイプの洗浄液を選びましょう。

※成分に注目してエアコン掃除スプレーを選ぶ

エアコン掃除スプレーを選ぶときには、成分ごとの効果の違いも見比べてみましょう。

アルカリ性か中性か

成分の主な違いとしては「アルカリ性か中性か」という点です。洗浄力の高さならアルカリ性、素材への優しさなら中性を選びましょう。

またアルカリ電解水を主成分としている場合、水を分解して作られているので有害物質を含みません。

消臭成分は配合されているか

消臭成分が配合されているスプレーだと、タバコや調理油、ホコリ、ペット臭などを消臭してくれる効果が見込めます。銀(Ag)を使っているものや、緑茶成分を使っているものが代表的です。

ただし「グリーンの香り」など微香タイプのスプレーだと、汚れのニオイと混ざり合ってよりニオイがきつくなることも。無臭タイプのものがあれば、そちらを選ぶのがおすすめです。

除菌成分・防カビ成分は配合されているか

空気中にはホコリと一緒にカビ菌や雑菌がウヨウヨと漂っています。そのためエアコン内部にたまった汚れには、雑菌やカビが繁殖する可能性が高いのです。

臭いの元にもなるこれらの菌を退治するために、除菌成分や防カビ成分が含まれているスプレーを選びましょう。カビの予防効果が見込めるので、一定期間スッキリと気持ちよくエアコンを使えます。

※ノズル付きタイプ・即感想タイプなど目的に合ったスプレーを選ぶ

エアコン奥までを掃除したいならノズル付きスプレータイプもあります。ただし、長いノズルがエアコンの金属部分や電装部にはつかないよう注意は必要です。

また、お急ぎの方向けに、スプレー洗浄後に乾燥しやすいタイプのスプレーもあります。スプレー後にすぐに使用できるのが特徴です。
気になる方は自分の目的にあったスプレーを探してみてください。