節電とメンテナンス その2

・節電に繋がるはメンテナンスについて

エアコンのフィルターや内部についたホコリやカビを放置してしまうと、電源を入れたときにあのなんともいえない独特の不快な臭いがするだけでなく、病気の原因になってしまうこともあります。特に小さなお子さんや高齢者は、エアコン内部のホコリやカビの影響を受けやすいため注意が必要です。さらに、フィルターの汚れがひどいと風量が弱まってしまうので、電気代が高額になってしまう可能性もあります。エアコンの汚れを放置することは、健康面にも経済面にもデメリットが大きいので、こまめにメンテナンスを行いましょう。

■エアコンのシーズンオフ前にはしっかりメンテナンス
エアコンのメンテナンスは、簡単にできるフィルターのみの掃除と内部も含めた大がかりなエアコンクリーニングという2つのメンテナンスを行う必要があります。定期的にエアコンのメンテナンスを行わないと、エアコンから『独特のすっぱい臭い』が吹き出したり、健康を害したり、フィルターに詰まったホコリのせいで水漏れしたり電気代が高くなったりします。

■2週間に1回はフィルター掃除
エアコンのフィルターは特にホコリやカビがたまりやすいので、自動お掃除機能が搭載されていないエアコンは、2週間に1回程度はしっかり掃除をしましょう。フル稼働しているエアコンのフィルターにたまったホコリやカビを放置してしまうと、知らない間に部屋じゅうにホコリやカビを吹き出してしまいますので。室内の空気が悪くなってしまいます。

【フィルター掃除の手順】
・エアコンの前面部を開けて、フィルターを取り外す前に軽くホコリを取り除く
・フィルターを取り外して掃除機でホコリを吸い取る
・掃除機では取り切れなかった汚れをシャワーで洗い流す
・頑固な汚れが付着しているときは中性洗剤と使い古した歯ブラシを使って落とす
・汚れが綺麗に落ちたらタオルで水分を拭き取り乾燥させる
フィルターに水分が残っていると再びカビが発生する原因になるので、フィルターはしっかり乾燥させること。フィルターが乾燥したことを確認できたらエアコンに取り付けて、フィルターの掃除は完了です。
大がかりなエアコンクリーニングと比べると、フィルターの掃除は簡単に行えます。部屋じゅうにホコリやカビを吹き出してしまう前に、こまめにフィルターを掃除して清潔な状態を保ちましょう。

■シーズンオフにはエアコン点検と室外機点検
春や秋など、エアコンを稼働させないシーズンオフにはエアコンの点検をしましょう。
<エアコンの点検方法>
①エアコンを冷房に設定して稼働。10分ほど動かして、吹き出し口から冷たい風が出て、室内機から水がしたたらないようであれば大丈夫。
※10分稼働させても冷たい風にならない場合は、業者に依頼する必要があります。また、エアコン室内機から水がしたたり落ちる場合は、エアコン用ドレンつまり取りポンプで治る場合があるので、腕に覚えのある方であれば、ご自身でエアコンからの水漏れを直せる可能性も。それでも直らない場合は故障のため、エアコンの修理または交換が必要になるので、シーズンオフのうちに直しておきましょう。
②エアコンの稼働中に本体から異音がしていなかも確認。
正常に動いていてもモーターなどの稼働音はしていますが、その音が普段より大きな音がする、または何かをこすっているようなゴトゴト・ゴリゴリといった音がするときは、エアコンの稼働は控えて業者に点検してもらいましょう。
③フィンにホコリが付着して汚れていないかチャックしましょう。
フィンが汚れているとエアコンの効率が下がるほか、本体の故障の原因にも。ホコリが付着していたら掃除機やブラシ、フィンが汚れている場合は、市販のエアコンクリーナーなどを使用して掃除をしてください。

室外機の点検と掃除 
エアコンのメンテナンスでは、エアコン室内機だけでなく室外機の点検も重要です。室外機が汚れていると、エアコンが正常に動作しなくなるので、シーズン中の故障を防ぐためにも定期的なメンテナンスは必要です。
室外機は屋外に設置されているので、砂ぼこりや枯葉などは取り除きます。
あわせて、ドレンホースの点検と清掃が重要。ドレンホースは、空気を冷やしたり温めたりする際に発生する水分を排水するためのホースで、カビが発生しやすい部分でもあります。詰まりがないかをチェックし、きれいに取り除きましょう。
そのホースの設置も出口は地面から離すこと、ドレンホース虫避けキャップ(100均やホームセンター、ネット通販で入手できます)や、ドレンホース逆流防止用棒バルブで外から虫が侵入しないようにしましょう。
なお、室外機が屋根の上や手の届かない高所にあるときは、無理に室外機を点検することはせず、専門業者に任せましょう。

■台風通過後のエアコン室外機点検(大地震が起きたときも同様の点検を)
台風通過後は、エアコン室外機が倒れたり浸水したりして壊れている可能性があります。その場合、感電事故や火災などの二次被害を避けるため、以下の対応を行います。
①エアコンの運転を停止し、室内機の電源プラグを抜く、または、エアコンのブレーカーを切った状態で以下の項目を確認します。
②室外機の吹出口や吸込口がふさがれてないか目視確認。何かが詰まっている場合は可能な範囲で取り除き、それでもおかしな動作をする場合は、メーカーの修理受付窓口やお買い上げの販売店に連絡しましょう。
③室外機のカバーやファンが破損していないか確認して、異常の場合は、メーカーの修理受付窓口やお買い上げの販売店に連絡しましょう。
④室外機が転倒している/移動している場合は、自分で直さずに、メーカーの修理受付窓口やお買い上げの販売店に点検を依頼しましょう。
※転倒破損状況によってはエアコンの取り換えや再工事が必要となる場合があります。

■エアコン吹き出し口の奥に見えるシロッコファンの掃除は難しい
エアコンはみなさまご存じの通り、部屋の空気を吸い込み、温めたり冷やしたりした空気を再度、部屋に放出する仕組みです。そのエアコンの吹き出し口の奥に見えるのがシロッコファン。そこにカビやホコリが発生しているということは、エアコンを稼働させるとエアコンから放出する風に乗って、カビや雑菌が部屋中に飛び散ることになります。健康に関するリスクもあるため注意が必要です。では、そもそもの汚れの原因はなんでしょうか。
エアコンのシロッコファンの汚れの原因は、以下のものが挙げられます。
・湿度によるカビ
・ホコリ
・タバコ・線香の煙

このような状態で放置していると、大量のカビや雑菌を体内に取り入れることになります。最悪の場合、以下のような健康被害が出ることもあり得ます。
・アレルギー性鼻炎
・呼吸器系疾患
・肺炎
・夏型過敏性肺炎 など
自分でも掃除できますが、なにも分からないまま触ってしまうと、ほぼ確実にエアコン室内機が故障してしまうので、シロッコファンの掃除はプロの業者に頼むのが良いでしょう。

■エアコンクリーニングは1年~2年に1回程度
エアコン内部の細かい場所まできれいに掃除をするエアコンクリーニングは、少なくとも1年~2年に1回は必要です。ただし、キッチンの近くにエアコンを設置している場合は1年に1回のエアコンクリーニングを検討しましょう。
その理由は、調理中に発生する料理臭を含む空気は、どうしても臭いが強かったり、油を含んでいたりすることから、エアコン内部の汚れや臭いの染みつきの原因となるからです。ペットを飼っていてシーズン中はエアコンを常時稼働させている場所も、できれは1年に1回はクリーニングしたほうが良いでしょう。
エアコンの内部の掃除は、市販のスプレーなどを使ったとしても、時間も手間もかかる負担の大きいものです。しかも、すみずみまで洗浄できるわけでありませんし、市販のスプレーを使って洗浄すると、どうしても出てしまうすすぎ残しがさまざまなリスクとなってしまいます。
また、エアコンメーカーやプロのエアコンクリーニング業者は、市販のスプレーによる清掃を推奨していません。よって、エアコンの内部洗浄をシーズンオフにプロに依頼したほうが、不快な臭いといったトラブルはもちろんシーズン中にエアコンが故障してしまう可能性が低くなることでしょう。